売り手様は、すでに現場を離れられているご高齢の代表者様でした。
コロナ禍による売上減少を経験されたことをきっかけに経営の難しさを感じられていた中で、訪問介護事業において急な退職者が出たことにより人員基準を満たせなくなり、やむを得ず閉鎖せざるを得ない状況になりました。その他の事業は、黒字で経営はしていたものの、人材不足の影響で加算が取得できず、今後の大幅な売上回復が見込みにくい状況だったうえ、借入金が経営の重荷となっていました。
また、施設長としてご子息様も従事されていましたが、将来的には他業界への転身を希望されており、後継者も不在の状態でした。
譲渡を急いでいるわけではないものの、「選択肢のひとつとしてM&Aについて詳しく知りたい」とのご相談をいただきました。