茨城県は私の地元だったこともあり、地元トークで盛り上がると共に、地域で起きている課題について教えていただきました。競合との競争激化、介護人材の不足等により、採算性悪化に直面している法人も少なくありません。一方でニーズは確かに存在していることから、廃業ではなく介護サービス事業を継続させたいと悩む経営者様がたくさんいらっしゃることを知りました。
今回のように経営状況悪化が譲渡理由だった場合、まず必要なのは「買い手側が自身の持つノウハウや経営資源を活用して、経営の立て直しの糸口が見つかること」となります。譲渡前に事業の状況を適切に把握し、売り手様と買い手様の折衝においてハレーションが起きないように「相性」を見極めることがM&Aにおけるマッチングの難しさであり、私たちコンサルタントの力量を発揮する場でもあります。
私は幼少期に大病を患った経験を機に、大学では看護学を学び、今ではその恩を医療・社会福祉に還元したいと事業承継に携わらせていただいております。経営の効率化とサービスの維持・向上を両立させるため、M&Aが解決策の1つのとなるよう、今後も心を込めて支援をさせていただきます。